偽アイヌ人のお話。

昨日、友人サイトのコメント欄で、少しだけとうちゃんの事に触れ
「奥が深いやろ?」と書き残したら、意外や意外。
「奥深すぎ」とみなさんのコメント(笑)


なので今日は、そんな奥深いとうちゃんの事など少し書いてみようと思います。


結婚前のとうちゃんは、履歴書の趣味欄に必ず「バイク」と書くほどバイクが好きで
オフロードバイクのライダーでした。
(履歴書に『バイク』?「ツーリングって書けば?」と年下の癖に指示した私。)


私と知り合う前は、ひとりバイクで放浪の旅に出て
北海道に住みつき、阿寒湖のお土産物屋さんでバイト。


そこでアイヌはんてんを着て、木彫りの民芸品など購入して頂いたお客様に
名前を掘って渡し「アイヌ人?」と聞かれ、頷くと言う詐欺商法?(笑)
お客さんも半分からかってか何だか、それ以来「偽アイヌ人の登場」で人気を集め、
「一緒に写真撮ってください!」と言われ、図々しくも写真に納まる生粋の名古屋人。


私は、せっかく買ったお土産物に自分の名前を掘られたり
(しかも、ヒカリロの字ですよ!)
謎の男と一緒に笑顔で写真を撮って帰った方々が不憫でなりません。


こんな生活をどれくらい続けたんやったっけ?


今で言うフリーター、当時はプー太郎なんて言われてましたが、
真面目なサラリーマン家庭に育った娘は、そんな摩訶不思議な存在に、
軽いカルチャーショックを覚え、以降放浪生活の話にワクワクしたものです。


でもね、結婚してもその破天荒振りは変わらずで
結婚半年で仕事を辞め(次の職場は決まってました)
新妻をひとり家に残し、再び最果ての地に放浪の旅に出たのです。


その頃はまだ携帯電話も無く、たまの電話と一通の絵ハガキが届いたのみ。
そのハガキは、養老牛温泉のキャンプ場で書いてくれたもので、今も保管してますが
「夜が明けたらまた、今日も風になる。」と書かれてます。


は?


バイク乗りは風と一体化できるのが気持ち良いようで、
その頃、ひとり残された妻は実家に帰る事も出来ず
(結婚半年で夫が転職なんて、親が心配するので言えませんでした)
昼間は働き、夜は職場の仲間や友人と酒場で楽しんでアルコールと一体化。


新婚時代から、こんな自由奔放な夫婦なんで
四半世紀近くが過ぎても、毎週カヤック積んでひとり釣りに旅立とうが
まぁ、いつもの事と軽く受け流す。


でも軽く受け流せないのが、このワシ。
昨日も退社後、直帰したとうちゃんがカヤックを積みだすと・・・
e0161972_1505023.jpg

自分も行けるかどうか、そわそわチェック。
e0161972_1511718.jpg

積荷完了。
でも時間がかかり過ぎて眠くなり・・・
e0161972_1515486.jpg

ここに居れば自分も忘れて行かれまいと荷物の見張り番。


PIXY~、今日はかあちゃんとお留守番ね。


置いて行かれたと分かり、これは当てつけ?
e0161972_1523315.jpg

自分の布団、ホリホリしてあった(笑)


でも起きたら、とうちゃんが居ない事は何とも思ってないようで
普通に私と散歩に行き、かあちゃんべったりな一日が始まった。
e0161972_153555.jpg

プー太郎時代、最果ての地でとうちゃんが撮ったラブマシーンと果てしなく続く道。
私もこの写真大好きで、今もとうちゃんの部屋に飾ってあります。
隣の木彫りの人形も良い味だしてるよね?
でもこれは偽アイヌ人の彫刻なし(笑)


またいつか年老いて、風になりたくなる日もくるかもね。
とうちゃんの青春です。


クリックとコメントが、何より励みになります。
人気ブログランキングへ 
全てのコメントとクリックに感謝します!
[PR]

by pixy1008 | 2009-06-20 15:32 | とうちゃん