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春近し

「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞受賞で、嬉しく思ってる私。


この映画のお陰で納棺師という職業も注目され始めたとか。


私も両親と姉を送る時、納棺師の方々には大変お世話になったひとり。


故人の死を少しでも受け入れなければ・・・と言う思いで
全ての儀式に立ち会った私は、納棺師のお仕事を近くで拝見しましたが、
それはそれは頭が下がる思い。


お湯灌(ゆかん)の時は、逆さ水を張る所から、洒水(しゃすい)の儀に参加し、
旅化粧が終わるまでの間、ずっと故人の話を身内のように聞いてくれたり
止まらぬ涙にハンカチを貸して下さる心遣いも。


お湯灌(ゆかん)だけで、確か10万ほど支払ったけれど、決して高いとは思わなかった。
もし自分が死んで、最後にこんなに綺麗に身体を洗ってくれる人がいたら
もう一度起き上がって、笑顔で「ありがとう!」と言ってから死にたい。
怖がられても、出来るなら私はそうやってみんなに感謝して死にたいと思った。


納棺師って大変だけど、人の心の中に入れる素晴らしい職業・・・と言うのが私の印象。
こう言う仕事が脚光を浴びて、募集人員を上回る応募があると聞き、嬉しく思う。




そんな事を思いながら、久しぶりに晴れた昨日は大喜びのPIXYと
またまた公園のはしご。


遠くの公園まで歩き、知らない道を通ったら白梅の大木があり、満開で
思わず感動の声をあげてしまった。
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父の納骨が済んで、ホッとしたのと寂しいのとで、涙がこぼれる事もあったけど
うつ向かずに前向いて進もう。


そんな勇気が出る光景。
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悲しい最期のお別れも、優しい思い出になっていくもんやねぇ。


ちょっと寂しくなった時には、いつでもこの笑顔。
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元気がいっぱい、ありがとう。


3月は母と姉の命日か・・・とか


去年の3月に、父が入院したな・・・とか


余命宣告されたのも3月やん・・・とか


色々思ってしまうけど、春はすぐそこ。
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いつも傍に居てくれるPIXYや、元気をくれるみんなに感謝して、前見て歩こう。


この直後、またボール拾ったPIXYはロッちゃんに見せたくて猛ダッシュし、
出て来てくれたロッちゃんママと外で話してたら、なんとひとりで家に上がり込んで大騒ぎ。


前見て歩くどころか、常に猛ダッシュをさせられる。


それも感謝ですね(笑)

by pixy1008 | 2009-02-27 14:24 | 自分